粘りつけ式捕虫

モウセンゴケやムシトリスミレの仲間などは葉の表面に粘液を出して虫を捕らえる粘り着け式の食虫植物です。日本国内でも多くの種類を見ることができます。

解説1:粘液による貼りつけ

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葉の表面には繊毛と呼ばれる細かい毛のような構造があり、先端にネバネバした粘液を出して虫を捕まえます。小さなもの、特に羽の柔らかいものなどは逃げることができなくなります。

解説2:虫を巻き込む

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虫が動くのを感じると周りの繊毛も虫の方に向かって曲がってきます。さらに葉全体が虫を包み込むものもあります。これは比較的細い葉をもつものに見られます。

解説3:虫を見分ける

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何かしらモノがつけば消化液が分泌されます。タンパク質を分解する酵素です。虫を捕まえて栄養が得られると分かると分泌する消化液の量が増えてきます。また葉の表面が凹んでそこに消化液が溜まるようになっているものもあります。

解説4:食後は

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消化・吸収が終わると葉は元の形に戻ります。死んだ虫の殻は風に飛ばされたり雨に流されてしまいます。

粘りつけ式捕虫 -マメ知識-
  • 石やごみがついても腺毛は活動しないことから、成分によって食べ物かどうかを判断していると考えられている。
  • 虫がもがけばもがくほど、腺毛から出る消化液は多くなる。
  • 虫をつかまえて栄養を吸収した捕虫葉は、少し大きくなる。
  • コケのような名前だが、コケのなかまではなく、種子植物に分類される。
  • ムシトリスミレも同じような方法で捕虫する。